top of page
つむろぎ。それは、本の中に入り込み、そこに生まれた歪みを正す能力であり、その能力を持つ人を指す。
歪みにより生まれた世界が例えどんなに優しいものだとしても、本をあるべき姿に戻すのが、つむろぎの役目。
歌が失われた白紙の『小倉百人一首』を舞台に、高校生の奔放な双子と不憫な兄貴分、そして偉大な歌人が和み、悩み、叫び、ひた駆ける。全ては大切な存在を、世界を、取り戻すために。夢と現実と正しさをぶつけあう異能系物語。
※完結済み
雪の日に事故に遭った青年は、雪神の娘に助けられる。「俺を生かして、どうする」生を諦めていた彼に、死を恐れる次代・雪大神候補は告げる「……それなら、あの、なら、教えて。─あなたのことを。人間のことを」とある情でつながった２人の間で始まるささやかな『講義』。その果てに待つ『ゆきけしき』とは。
誰もが願いや望みのために全力で己を賭す、切なく儚く仄かに温かな恋物語。
※完結済み。コミティア124出展。2018年5月7日より通販開始
小説を書くことを諦めて半年。私の前に現れたのは、途中で打ち切った物語の主人公だった。今更現れたって、私は書かない。だからさっさと消えなさいよ――！
夢を自らの手で破り捨てた女の、意地と苦悩の物語。
高校時代に好意を抱いていた部活の仲間が結婚する。明希子は受け取った招待状の出席に○をつけた。「親友にして同志」ならば当然だ。彼がこの情を幻と断じたのだから。
失恋を拗らせた女が、追い詰められ自分の気持ちときちんと向き合う物語。
2作に『真昼の月』を加え、雨野兆さまと合同で作成した短編集『幻』2019年11月24日より通販開始します！
bottom of page